オープンワールドゲームのなかでも「生き残ること」に主体を置いたゲーム『RUST』。
文明が崩壊した世界を舞台に、原始的な生活から駆け上がり、時には資源を奪い合うというサバイバル要素が人気の作品です。
しかし、RUSTは重いゲームなので、低スペの場合ロードが長くなるなどの問題が起こり、快適にプレイできません。
そこで今回は『RUST』を快適にプレイするためのPCスペックを解説します。
また、RUST向けのゲーミングPCおすすめモデルも合わせて紹介しますので、参考にしてみてください。
RUSTの必要最低・推奨スペック

この見出しでは、公式で紹介されているRUSTの必要最低スペックと推奨スペックを解説しています。
とはいえ、ほとんどのゲーミングPCは両スペックをクリアしているので、必要な情報だけ知りたい場合はRUSTを快適にプレイするためのスペックまで読み飛ばしてみてください。
必要最低スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7-3770 / AMD FX-9590 |
グラボ | GTX 670 2GB / AMD R9 280 |
メモリ容量 | 10GB |
ストレージ容量 | 25GB(SSD推奨) |
OS | Windows 8.1 64bit |
必要最低スペックはゲームを最低限動かせるレベルのスペックという意味合いなので、起動は出来ますが負荷によりカクつく恐れがあります。
推奨スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7-4790K / AMD Ryzen 5 1600 |
グラボ | GTX 980 / AMD R9 |
メモリ容量 | 16GB |
ストレージ容量 | 25GB(SSD推奨) |
OS | Windows 11 64bit |
Rustの推奨スペックは、フレームレートが60fpsほどしかでない恐れがあります。
ロードの遅さやフレームレートの低さなどによるノイズをできる限り排除するために、これから紹介するスペックやおすすめゲーミングPCを参考にして、存分に楽しめる環境を構築してみてください。
RUSTのおすすめスペック
CPUはCore i5シリーズ以上
RUSTを快適にプレイするためには、Core i5シリーズ以上をおすすめします。
必要最低・推奨スペックではCore i7となっていますが、第10世代以上のCore i5シリーズは必要最低・推奨スペックよりも性能が上がっています。
予算が豊富な場合は、2023年現在最新である第13世代CPUのCore i5-13400、Core i7-13700以上にするとほかのゲームにも幅広く対応できるのでおすすめです。
ちなみに、CPUの世代の判別方法は「Core i5-○○○○」の○の数字を確認します。千の位が世代を表しており、例えば-10400のように数字が10だと第10世代になります。

グラボはフレームレートを重視するならRTX 3060 Ti以上
グラボに関しては、RTX 3060 Ti以上がおすすめです。
価格が低め且つ幅広いゲームの推奨スペックを満たしているGTX 1660 / GTX 1660 SUPERが評価が高いですが、あくまで「フルHDでグラフィックを標準設定で遊ぶには問題ない」というレベルになります。
おすすめするグラボだと価格は少々高めですが、高負荷と言われているゲームにも対応可能、グラフィック設定が最高品質でも高fpsが出せる、WQHD・4Kモニターでも十分遊べるという点で、総合的に考えるとコスパがいいです。
メモリ容量は16GB以上
多数のゲームが推奨メモリ容量を8GBとしているなか、RUSTは16GB以上と比較的高い部類に入ります。それだけ処理を重ねているということなので、負荷が高いゲームだということがわかります。
RUST単体で動かす場合は問題ありませんが、将来的に配信・チャットプレイをしながら楽しみたいという場合は足りなくなる可能性があります。
メモリは、ほかのPCパーツに比べてアップグレードに掛かる費用が比較的安価なので、今後の不安を解消する意味でも32GBにしておくと安心できます。
RUSTのゲーミングPCおすすめモデル|ゲーミングノートPC
マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-B
RUSTを快適にプレイできるゲーミングノートPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12650H |
GPU | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 14インチ/144Hz |
本体サイズ | 幅323.9×奥行き225×高さ22mm |
重量 | 約1.80kg |
OS | Windows |
- 約1.80kgで持ち運びやすい
- 20万円以下で購入できる
- 特になし
マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-Bは、第12世代CPU「Core i7-12650H」とハイクラスGPU「RTX 4060」を搭載したノートPCです。ディスプレイは14インチフルHD、リフレッシュレートは144Hzに対応しています。
本体重量は1.80kgと軽いほか、場所に左右されない省スペース性が魅力。高画質で平均80fps、低画質で100fpsと問題なくプレイすることが出来ます。
ベゼルが4.5mm、最薄部22mmと限りなく無駄を省き、耐久性も優れているという完成度の高さが魅力のゲーミングノートPCです。
GIGABYTE AORUS 17 XE4-73JP514SH
360Hzと高リフレッシュレートに対応したハイスペックモデル
おすすめ度:4.5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12700H |
GPU | Nvidia RTX 3070 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 17.3インチ/360Hz |
本体サイズ | 幅398×奥行き254×高さ24mm |
重量 | 約2.7kg |
OS | Windows |
- 高性能なCPU・GPUを搭載
- SSDが大容量で複数のゲームをインストールできる
- 大画面で迫力ある映像が楽しめる
- 軽量なモデルがほしい人
GIGABYTEの「AORUS 17 XE4-73JP514SH」は、Intelの第12世代CPU「Core i7-12700H」を搭載したハイスペックなゲーミングノートPC。
GPUには「RTX 3070 Ti Laptop」を採用。ディスプレイは17.3インチと大型かつ360Hzの超高速リフレッシュレートに対応しているので、ゲームを迫力ある映像で楽しめます。
SSDは1TBを標準装備しているのもポイント。バッテリー駆動時間は最大で7時間とハイスペックモデルながら、十分な容量です。
ゲーミングノートPCで得られるゲーム体験を向上させたモデルとなっています。
ASUS ROG Strix SCAR 17 G533ZX-I9R3080T
ノートPCでも配信可能なスペック重視モデル
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-12900H |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3080 Ti |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 17.3インチ/360Hz |
本体サイズ | 幅395×奥行き282.1×高さ23.4mm |
重量 | 約2.9kg |
OS | Windows |
- おしゃれなLEDライティングが施されている
- メモリ大容量で動画編集・配信も快適
- 高画質設定でもカクつくことがほぼない
- 低価格モデルがほしい人
最新世代CPU「Core i9-12900H」とハイクラスGPU「RTX 3080 Ti Laptop」搭載、メモリ32GBというモンスタースペック構成のRUSTにおすすめなゲーミングPC。
ディスプレイはフルHDかつ17.3インチ、リフレッシュレート360Hz/応答速度3msとなめらかな描写と高速レスポンスを発揮し、特にFPSゲームで有利に働きます。
性能が高いPCの宿命と言える熱問題ですが、6本のヒートパイプが効率的に冷却を可能にし、改良された特殊な液体金属グリスが通常のグリスよりも約15°低下させることに成功。
高性能と長期的な安定性が特徴の一切の妥協がないゲーミングノートPCとなっています。
RUSTのゲーミングPCおすすめモデル|デスクトップパソコン
144fps・配信向け|ドスパラ ガレリア RM5C-R36T
コスパを重視するならこのゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-12400 |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3060 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 最高画質でも滑らかな映像で楽しめる
- 静音性に優れている
- SSDが1TB
- 4K画質を楽しみたい人
インテル最新世代CPU「Core i5-12400F」とアッパーミドルクラスGPU「RTX 3060 Ti」搭載、メモリ容量は16GBと高フレームレートを意識したゲーミングPCになります。
フルHD最高品質設定で120fps前後出すことが可能なスペックとなっており、快適に遊ぶには問題ないモデルとなっています。
配信・チャットプレイなどを考慮するとメモリ16GBだと安定性に欠けるので、32GBにカスタマイズするのがおすすめです。
240fps・サーバー用|ドスパラ GALLERIA(ガレリア) XA7C-R47T
4Kも狙えるハイスペックゲーミングPC
5
CPUメーカー | インテル |
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CPU | Core i7-13700F |
グラボ | RTX 4070 Ti |
メモリ容量 | 16GB(8GB×2) |
SSD容量 | 1TB NVMe |
HDD容量 | – – – |
電源 | 750W |
OS | Windows |
- 高フレームレート・高画質で遊べるスペック
- 配信中もほぼカクつかない
- 動画編集にもおすすめ
- 予算30万円以下の人
Intelの第13世代CPU「Core i7-13700F」と最新のハイスペックGPU「RTX 4070 Ti」を搭載したゲーミングPC。
1月に発売されたばかりのRTX 4070 Tiは、前世代のハイエンドモデルであるRTX 3080を上回る性能を持っています。
フレームレートが上がりづらいRustでも、フルHDなら高品質設定で144fpsを狙える性能があり、より高精細なWQHD以上でも快適なプレイが可能です。
SSDの容量も1TBと十分。最新ゲームを最高設定で遊べる性能もあるため、今後数年間においても困ることはないハイスペックなモデルになっています。
最低限|ドスパラ ガレリア RM5C-G60S XR
ギリギリのスペックを狙うならこのゲーミングPC
おすすめ度:3.5
タイプ | ミニタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia GTX 1660 SUPER |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 550W |
OS | Windows |
- RUSTを最低限快適に遊べるスペック
- ほかのタイトルも画質を落とせば遊べる
- 高画質でもカクつかないモデルがほしい人
インテル最新世代CPU「Core i5-13400F」、ミドルクラスGPU「GTX 1660 SUPER」搭載、メモリ容量は16GBとRUSTを最低限遊ぶことに適したゲーミングPCとなっています。
シーンによって上下しますが、フルHDで平均60fps以上は出すことが可能なスペックです。
本ゲーミングPCだと、RUST以外にもさまざまなゲームの推奨スペック以上を満たすので、なるべく安くPCゲームを遊んでみたいという人にとっておすすめなモデルになります。
RUSTのスペックでよくある質問
Steam版RUSTってどんなゲーム?
RUSTの基本的な部分は変わりませんが、PC版(Steam)とコンソール版(PS4/Xbox)には違いがあります。
PC版には公式サーバー以外にも有志が立てたサーバーがあり、管理者によってルールが設定されているという特徴があります。
なかには、プレイヤー同士の戦闘を禁止にしたりと、RUSTに慣れるための初心者用サーバーもあります。
これからRUSTを遊びたいと考えている人はPC版から始めるのがおすすめです。
グラボ無しで遊べる?
RUSTはグラボ無しでは遊べません。
設定を全て最低値にしたとしても、起動は出来ますがカクカクしてまともなゲームプレイとは言えません。
グラボがしっかりと搭載されたゲーミングPCで、RUSTが提供するゲーム体験を楽しみましょう。ゲーミングPCを選ぶ際は、今回の記事にある「RUSTのおすすめスペック」を参考にグラボを選んでいただけると幸いです。
RUSTのロードが長い場合の対象方法
RUSTのロードが長い場合、HDDではなくSSDにインストールし直しましょう。
HDDは読み込み速度が遅く、ロード時間が長くなってしまいます。格段に読み込み速度が速いSSDなら、RUSTのロード時間を短縮できます。
RUSTをプレイするとメモリ不足になる
RUSTに限りませんが、メモリ不足になるとゲームがクラッシュすることもあります。
RUSTの場合は、設定から最大GIB数を0にして負荷を減らしたり、アンチウイルスソフトやDiscordなどをオフにすれば改善する可能性もありますが、確実ではありません。
メモリ不足に悩んだら設定を変更するよりも、容量を増やした方が素早く問題解決に繋がります。
32GBあればメモリ不足に悩まされることはまずありません。ただし、ノートPCはデスクトップより増設が手間なので、最初にカスタマイズするのがおすすめです。
RUSTが対応しているリフレッシュレートは?
リフレッシュレート(Hz)とはモニターが1秒間に表示できる画像の数です。
RUSTの限界フレームレートは144fpsなので、144Hzのリフレッシュレートが表示できるスタンダードなゲーミングモニターで対応できます。
ただ、RUSTの場合、サーバーの状況や回線の影響もあるため、ゲーミングモニターの最大リフレッシュレートに常に張り付くのは難しいです。
RUSTはCPU性能の影響も大きいので、144fpsを狙うなら、Core i7-12700などを採用したゲーミングPCを選びましょう。
RUSTのワイプってなに?
RUSTのワイプとはサーバーリセットのことです。
公式サーバーでは定期的に建造物がリセットされるワイプが行われ、最初からやり直しとなりますが、クラフトレシピは忘れません。
公式サーバーでは基本的に毎月第一木曜日にワイプが行われますが、開発元とは時差があるため、日本時間では翌日の金曜日と考えましょう。
ただ、非公式サーバーの場合は管理者がワイプのタイミングを決めているため、月に1回とは限りません。
また、サーバー内の建造物がリセットされるマップワイプは定期的に行われますが、クラフトレシピを消去するBPワイプは主にRustのシステムに変更が起こる場合にのみ行われています。
RUSTはクロスプレイに対応している?
Rustは現状、PC版のみクロスプレイができません。
PS4やXboxなどのコンソール版と、PC版ではゲームのバージョンが違うため、今後もクロスプレイできる可能性は低いです。
もし、PC版を一緒にプレイしたい人がいる時は、必ずプラットフォームを合わせましょう。
プライベートサーバーを立てるならどのくらいのスペックが必要?
大勢の中で忙しなく遊ぶより、気の合ったフレンドとまったりプレイを楽しみたいならマルチプレイ用サーバーを立てるという方法があります。
サーバーを立てるには自前のマシンを使う方法と、レンタルサーバーを利用する方法があります。
自前のマシンを使う場合は、本ブログで紹介しているおすすめスペックを参考に構成すればある程度の人数が同時接続しても問題なくプレイできるでしょう。
しかしサーバーを開放している間は常に電源を入れておかなければならないため、無停電装置の導入などの追加コストがかかります。その間の電気代や電源の消耗なども考慮すると、レンタルサーバーを利用するのもひとつの方法です。
ゲームが急に重くなるのはどうして?
ゲームのプレイ環境はゲーミングPCのスペックと回線速度、サーバーのスペック、マップサイズによって大きく変わります。
重くなりやすいのはプレイヤーが密集している場所や基地周辺ですが、常時60fpsを下回っていると撃ち合いで不利になる可能性が高いです。
あまりにもラグが多い場合は小さめのマップサイズを選ぶなどの対策にくわえて、PCのスペックと回線を見直してみることをおすすめします。
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