ゲーミングPCを使用している際に気になるのが、ファンなどの騒音。
VCや配信中に音が入り込んでしまうと、通話相手やリスナーに不快な思いをさせてしまったり、戦闘中の報告がスムーズにいかなかったりします。
そこで今回は、ゲーミングPCの静音性を高める方法について解説。おすすめの静音ゲーミングPCや静音パーツの紹介も行っているので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲーミングノートPCの騒音対策

ゲーミングノートPCは、カスタマイズを想定して設計されていないため、ファンを交換する以外の騒音対策が必要です。
裏で起動しているアプリを消すなど、できる限りゲーミングノートPCの負荷を下げることが重要ですが、これだけではあまり変わらないのが正直なところ。
もっとも効果的なのが、ゲーミングノートPC用の冷却台を使用することです。
動作熱を抑えることで、ファンが高速回転してしまうのを防ぐのが狙い。お手頃な価格で手に入れられるので、ゲーミングノートPCの騒音に悩まされている方はチェックしてみてください。
なお、詳しい騒音対策が知りたい場合は、ゲーミングPCのファンがうるさいときの対処法をまとめた記事があるので、あわせてどうぞ。

静音ゲーミングPCのおすすめモデル|デスクトップPC
【小型Verもある】サイコム Silent-Master NEO Z790/D5
無音の極み!静音性を重視するなら間違いなくコレ
おすすめ度:5
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13600K |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500B |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 徹底検証された静音性
- シンプルなデザイン
- 高性能
- カスタマイズの選択肢が豊富
- LEDライティングが好きな人
静音性と冷却性のバランスを追い求めた静音ゲーミングPC。性能面での充実以外にも騒音を抑えながらも高い冷却性能を達成しました。
CPUクーラーとケースファンには、静音性と冷却性の両立で高い評価を得ているNoctuaの製品を搭載。高負荷がかかっている状態でも、PC内部を静かに効率よく冷却して、性能を維持してくれます。
また、ケースには複数の遮音材が組み込まれたCoolerMasterのSilencio S600を採用。ゲーミングPC内部の音が外に漏れづらくなっています。
同シリーズでは、ミニタワーを採用した小型モデルも販売されているためゲーミングPCの置き場所に悩んでいるなら、小型モデルがおすすめです。
サイコム G-Master Hydro Z790/D5
グラボに独自の水冷クーラー搭載!冷却性能と静音性を両立したハイスペックモデル
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13700K |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080(水冷) |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 850W |
OS | Windows |
- オリジナルのデュアル水冷モデル
- 高い冷却性能と静音性を両立
- RTX 4090までカスタマイズ可能
- 予算が35万円以下の人
サイコムの「G-Master Hydro Z790/D5」は、グラボにオリジナルの水冷クーラーを装備したデュアル水冷モデル。
一般的に空冷より冷却性能と静音性が高い水冷クーラーをCPUとグラボに採用することで、性能を維持しつつ、静かに稼働するゲーミングPCとなっています。
CPUは「Core i7-13700K」、グラボには「RTX 4080」を標準搭載。高精細な4Kでのゲームも可能な高性能モデルです。
グラボはRTX 4070 TiやRTX 4090も選べるので、自分の使い方に合わせてカスタマイズすることもできます。
ドスパラ ガレリア RM5C-R36T
大型ファン搭載で静音性・冷却性を両立したモデル
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3060 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- コスパのよい人気パーツ構成
- ゲーム配信も可能
- 翌日出荷対応
- 240fps張り付きを狙う人
デザイン面で優れている静音ゲーミングPC。低速回転でも大風量を送れる大型ファンを採用しているため、静音性と冷却性を高いレベルで両立しています。
デザイン会社と共に開発したPCケースは見た目のスタイリッシュさと、ゲーミングPCとしての排熱性を兼ね備えて、インテリアとしてもおすすめです。
ユーザーが使いやすいように設計されているため、コンソールパネルは「ななめ45度」でインターフェースが集中的に配置されています。
パソコンショップセブン ZEFT Z36L
ケース4面に防音パネルを採用!で静音性・冷却性を両立したモデル
おすすめ度:4.5
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13700KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 850W |
OS | Windows |
- フロントなど計4面が防音パネル
- グラボを冷やす逆回転ファン標準搭載
- 360mmの水冷クーラーにカスタマイズ可能
- 画質にこだわりがない人
ZEFT Z36Lは、Antecの静音性と冷却性を両立したミドルタワーケース「P10 FLUX」を採用したハイスペックなゲーミングPC。
フロントと両サイド、ケース上部に防音パネルを装備しているのがポイント。フロントパネルはドアのような開閉式になっているため、ファンの駆動音が外に漏れづらくなっています。
また、右のサイドパネル下部に吸気口があり、ケース内部に新鮮な空気を送り込む逆回転ファンが標準搭載されているため、冷却性も十分高いです。
水冷クーラーも360mmまで取り付け可能なので、静音性と冷却性の高いゲーミングPCが欲しい方におすすめします。
【自作PC向け】静音性に優れたPCパーツ
静音PCケース

普通のPCケースでも一定の静音性能を持っていますが、この静音性能は単純にPCケース内の騒音が外部に漏れない程度。
より静かな環境を求める場合は、両サイドパネルやトップパネルにPCパーツから発生する音を抑えるための防音素材が採用された「静音PCケース」を使いましょう。
基本的なPCパーツを搭載できるように設計されていることは当然ながら、静音性だけでなく通気性などに関しても優れている静音PCケースは多いです。
おすすめの静音PCケースは「Define 7 Compact Solid」。静音性や冷却性のほか、メンテナンス性にも優れているため人気があります。
CPUクーラー

CPUクーラーは、熱を持ちやすいCPUを冷却させるパーツ。ゲーミングPCの動作を安定させるために必要です。空冷式CPUクーラーと水冷式CPUクーラーの2種類に分けられます。
基本的には、冷却性・静音性どちらも水冷式CPUクーラーのほうが優れています。
おすすめの水冷式CPUクーラーはNZXTの「RL-KRZ63-01FN1441」。性能面でも申し分ないだけでなく、6年間長期保証が付いているため安心して使用可能です。
カスタマイズ初心者でも簡単に取り付けられることから、おすすめの商品といえます。
静音ファン

静音ファンは普通のファンより回転数が少ない状態でも冷却性能などが高く、騒音を抑えることが可能です。
ファンはゲーミングPCが騒音を発する原因の1つであるため、どうしても騒音が気になるなら最初に変更すべきPCパーツともいえます。
静音ファンのおすすめは「Noctua NF-A14 PWM」。冷却性能と静音性能のバランスが取れているため、さまざまなゲーミングPCに採用されています。
SSD

HDDもSSDもデータ保存に必要なPCパーツ。
HDDは中のディスクが回転する際に音を発することがありますが、SSDはディスクがないことから完全に無音。そのため、静音性を求めるならSSDがおすすめです。
SSDのおすすめは「Seagate FireCuda 530」です。SSD内のデータが破損しても、購入から3年間に1度無料でデータ復旧できるサービスが付いているため安心して使用ができます。

ドスパラのBTOパソコンなら静音パックまんぞくコースがおすすめ
ドスパラのBTOパソコンを購入するなら、静音パックまんぞくコースを選択するのがおすすめ。
冷却性と静音性が両立した大型低速回転ファンが採用されるため、静かなゲーミングPCがほしい人にぴったりです。
ゲーミングPCにかかる負担の軽減も可能なので、長期的にゲーミングPCを使用する人にも向いています。
静音ゲーミングPCのおすすめまとめ
静音ゲーミングPCは使用中の騒音を防げますが、ファンなどを交換するだけでも静音化には大きな効果があります。
小型モデルでも、静音ゲーミングPCとして販売されている製品であれば一般的なゲーミングPCより動作音が静か。
配信やVCなどをする機会があり、騒音に気を使いたい場合は、本記事で紹介した静音モデルをチェックしてみてください。
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