恐竜と戦ったり、時にはペットにして一緒に冒険したりできるオープンワールドサバイバルゲームARK:Survival Evolved。2022年6月には、非常に完成度の高い新マップ「Fjordur」がリリース。
2023年には、アンリアルエンジン5によってフルリメイクされた「ARK: Survival Ascended」のアーリーアクセスが始まりました。
ARKはほかのゲームと比べてやや重たいゲームなので、どれくらいのスペックがあれば快適にプレイできるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、実際にARKをプレイしている筆者がARKに必要なスペックやおすすめのPCを紹介していきます。
PC版ARKの必要・推奨スペック
ARK:Survival Evolved必要環境
パーツ | 必要スペック |
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OS | Windows 7/8/10 |
CPU | intel Core i5-2400 AMD FX-8320 |
グラボ | 8GB RAM |
メモリ容量 | NVIDIA Geforce GTX 670 2GB AMD Radeon HD 7870 2GB |
ストレージ容量 | 60GB |
これはARK:Survival EvolvedのSteam公式ページで公開している必要環境です。最低限このスペックのPCであればゲームは起動可能であることを保証しています。
しかし、実際にこのスペックのゲーミングPCでARKをプレイするのはおすすめしません。
あくまで最低限のスペックであるため、ペットの恐竜が増えるとカクつく可能性が非常に高く、グラフィック高画質設定ではとてもじゃありませんがプレイできません。
さらに、この必要環境はARKリリース当初の設定です。度重なるアップデートにより要求ストレージ容量が150GB以上に増えているため、現在ではこの必要環境ではプレイ不可能となっています。
ARK: Survival Ascended必要環境
パーツ | 必要スペック |
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OS | Windows 10/11 |
CPU | Intel Core i7-6800K AMD Ryzen 5 2600X |
メモリ容量 | 16GB RAM |
グラボ | NVIDIA GeForce 1080 AMD Radeon RX 5600 XT |
ストレージ容量 | 70GB |
Survival Evolvedと同様、これはゲームを起動するのに最低限必要なスペックです。このスペックでは低画質設定にしても、カクついたり途中でクラッシュしてしまう可能性があります。
このスペックに満たない、もしくはギリギリの場合、ゲーミングPCの買い替えを検討する必要があります。
ARK:Survival Evolved推奨環境
パーツ | 推奨スペック |
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OS | Windows 7/8/10 |
CPU | intel Core i5-12400 |
グラボ | 16GB RAM |
メモリ容量 | NVIDIA Geforce GTX 1660 SUPER |
ストレージ容量 | 250GB以上 |
これはARKを快適にプレイするための推奨スペックとなります。このスペックならPC版ならではのMODを入れて遊びたい人でも問題ありません。
ストレージは250GB以上必要です。筆者は初心者向けの初期マップ「Island」と最新マップである「Fjordur」を主にプレイしていますが、この2つの無料マップだけで250GB近くストレージ容量を消費しています。
DLCの「GENESIS」などをプレイしたい人は最低限250GB以上のストレージを選びましょう。
ARK: Survival Ascended 推奨環境
パーツ | 必要スペック |
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OS | Windows 10/11 |
CPU | Intel i5-10600K AMD Ryzen 5 3600X |
メモリ容量 | 32GB RAM |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3080 AMD Radeon RX 6800 |
ストレージ容量 | 70GB |
最近リリースされたタイトルのなかでも、ずば抜けて高い推奨スペックです。RTX 3080は30シリーズの最上位に近いモデルで、RTX 4070に近いスペックです。また、32GBメモリを搭載しているゲーミングPCもそう多くありません。
現在はアーリーアクセスの段階なので、アップデートを経て最適化されていく可能性は高いです。
しかし、ある程度安定した環境でのプレイにはSurvival Evolvedの配信・サーバー向けスペックを超えるゲーミングPCが必要になると考えて良さそうです。
配信・サーバーとして使いたい向け ARK:Survival Evolved推奨環境
パーツ | 推奨スペック |
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OS | Windows 7/8/10 |
CPU | intel Core i7-12700 |
グラボ | 16GB RAM以上 |
メモリ容量 | NVIDIA Geforce RTX 3060 Ti |
ストレージ容量 | 500GB以上 |
これはARKのゲーム配信をしたい人や、サーバーを立てて友達と一緒に遊びたい人向けの推奨スペックです。
余裕があればメモリは32GB以上にアップデートしましょう。配信・サーバー用のゲーミングPCはメモリが多いほど安定した動作が見込めるためです。
DLCを導入するのであれば、ストレージも1TBに増やしたほうが安心です。
特にサーバーとして運用しつつ、そのゲーミングPCでARKをプレイしたい人はCPU、グラボはできるだけハイスペックなものを選びましょう。
PC版ARKのゲーミングPCおすすめモデル|デスクトップパソコン
快適プレイ・配信用|ドスパラ ガレリア XA7C-R46T 第13世代Core搭載
性能を重視する人向けのゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13700F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 高fps・高画質でプレイ可能
- 優れた機能性
- 小型のゲーミングPCがほしい人
intel最新13世代CPU「Core i7-13700F」にミドルハイクラスGPU「RTX 4060 Ti 8GB」、メモリ16GBを搭載したコスパの高いArkにおすすめなゲーミングPC。
PCケースのコンソールパネルには、アクセスしやすいななめ45°の傾斜が設けられているため、机の上下どちらに置いても使いやすい工夫がされています。
ストレージ容量は1TBと、ARKをインストールかつ配信動画を保存する余裕もあります。
快適プレイ・配信用|ドスパラ ガレリア ZA7C-R48 第14世代Core搭載
スペックに妥協しない人向けのゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-14700KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 1000W |
OS | Windows |
- 高fps・高画質でプレイ可能
- 大容量ストレージ搭載
- 20万円以下のゲーミングPCがほしい人
intel最新世代CPU「Core i7-14700KF」にハイクラスGPU「RTX 4080」を搭載した、ハイクラスゲーミングPCです。
メモリ32GBとSSD 1TBの大容量ストレージも搭載されており、配信も余裕でこなせるスペックを持っています。
フルリメイク版の「ARK: Survival Ascended」の推奨スペックもクリアしている、ハイクラスなゲーミングPC
最低限|ドスパラ ガレリア RM5C-G60S 第13世代Core搭載
Arkを低価格でプレイするならコレ!安くても快適に遊べるモデル
おすすめ度:3.5
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia GTX 1660 SUPER |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 550W |
OS | Windows |
- 最新のIntelCPUを搭載
- フルHDなら平均100fpsでプレイ可能
- 4Kでプレイしたい人
Intel最新13世代CPU「Core i5-13400F」にミドルクラスGPU「GTX 1660 Super」、メモリ16GBを搭載したエントリーモデルのARKにおすすめなゲーミングPCとなっています。
シーンによって上下しますが、1080pかつグラフィック高設定で平均100fps、1440pミディアム設定で70fps以上出せます。
ストレージ容量は500GBなので問題なくプレイ可能です。
サーバー用|ドスパラ ガレリア XA7C-R47
ARKを徹底的に遊び尽くすならこのゲーミングPC!
おすすめ度:5
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-13700F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | — |
電源 | 850W |
OS | Windows |
- 最高画質でも滑らかな映像が楽しめる
- 大容量のストレージ
- 動画編集・配信なども快適
- 予算20万円以下の人
intel最新第13世代CPU「Core i9-13700F」にハイクラスGPU「RTX 4070」、メモリ16GBを搭載したARKの配信やサーバー用途におすすめのハイスペックゲーミングPCとなっています。
シーンによって上下しますが、1440pかつグラフィックエピック設定で平均60fps以上出せます。
ストレージ容量は1TBの高速NVMeSSDを搭載。
ARKの作業動画を録画すると長時間になりがちなのでゲーム実況者にもおすすめです。
PC版ARKのゲーミングPCおすすめモデル|ノートパソコン
Dell G15 Special Edition ゲーミングノート
軽量コンパクトで持ち運びやすいゲーミングノートPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12700H |
GPU | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅357.3×奥行き272.11×高さ26.9mm |
重量 | 約2.51kg |
OS | Windows |
- ARKだけでなくFPSゲームにも向いている
- 長時間連続駆動
- 特になし
第12世代CPU「Core i7-12700H」とミドルクラスGPU「RTX 4060」を搭載したゲーミングノートPCです。
ディスプレイはフルHDかつリフレッシュレート165Hz対応なためFPSもプレイしたい人は要チェック。
ARKをプレイしたい、それに加えてApexやVALORANTなどで他の人よりも有利に戦いたい人におすすめです。
ドスパラ ガレリア RM7C-R35T
ノートパソコンでも配信ができる!大容量メモリを搭載したモデル
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12700H |
GPU | Nvidia RTX 3050 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅358×奥行247×高さ20.0mm |
重量 | 約2.15kg |
OS | Windows |
- 持ち歩きに便利なコンパクトサイズ
- コスパの良い構成
- 予算15万円以下の人
第12世代CPU「Core i7-12700H」とミドルクラスGPU「RTX 3050Ti 」を搭載したノートPCです。
ディスプレイはフルHDかつリフレッシュレート165Hzに対応しているため、FPSゲームにも向いています。
最薄部2.0cm、重量が2.15kgとハイスペックながら快適に普段使いもできるようになっています。コスパの良い構成で安定したゲームプレイをしたい方におすすめのモデルです。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA402XZ
14インチと小型なのに高性能!RTX 4080を搭載したハイスペックモデル
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 9 7940HS |
GPU | Nvidia RTX 4080 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 14.0インチ/165Hz |
本体サイズ |
|
重量 | 約1.72kg |
OS | Windows |
- 約1.72kgと軽量
- RTX 4080搭載の高性能モデル
- 165Hzの高速ディスプレイを採用
- デザインがオシャレ
- 4K画質を楽しみたい人
AMDのCPU「Ryzen 9 7940HS」を搭載したASUSのハイスペックなゲーミングノートPCです。
ディスプレイサイズは14インチと小型モデルながら、最新のハイスペックGPU「RTX 4080」を搭載。
Apex Legendsなら低設定で平均200fps以上の高いフレームレートが出るため、デスクトップPC並の性能があります。
重量が約1.72kgと軽いのもポイント。持ち運びしやすく、ゲーム性能も高いので外出先でも快適にゲームをプレイすることが可能です。
ROG Zephyrus G14 GA402XZについては実機レビューがあるので、より詳細な情報を知りたい方はチェックしてみてください。

PC版ARKのスペックでよくある質問
PC版ARKの容量は?
PC版ARKの必要容量は、初心者向け初期マップ「Island」のみでも150GB、最新マップ「Fjordur」をインストールすると250GB以上必要になります。
ARKはマップ固有の超有能生物を他マップに連れていくことができます。
複数マップをプレイできるようにストレージはできるだけ大きいものを用意しましょう。
ARKはグラボなしで遊べる?
ARKはグラボなしでは遊べません。
最低限必要なスペックはNVIDIA Geforce GTX 670 2GBとなっています。きれいなグラフィックもARKの良さの1つ、推奨はGTX 1660 SUPER以上のグラボです。
ARKのPC版は無料?
ARKのPC版は残念ながら有料です。
しかし、ARK 2の開発が進むなか、無印ARKがSteamで無料で配布されたことがあります。Steamの大型セールの度にARKも安くなっているため忘れずにウィッシュリストに入れておきましょう。
ARKは低スペックなゲーミングPCでもプレイできる?
2022年現在の低スペックグラボを基準にするなら、解像度のスケールを80%程度にするなど、設定を落とせばプレイ自体はできます。
ただ、ARK公式が発表している必須環境クラスの低スペックなゲーミングPCでは、ほぼ不可能です。
アップデートにより必要スペックも上がるので、ARKを快適にプレイするなら、GTX 1660 SUPER以上のグラボが必要になります。
また、ARKはCPU使用率も高いので、グラボだけ交換するのではなく、CPUもCore i5-13400などゲーム性能が高いモデルを選びましょう。
ARKはPS4版とPC版で一緒に遊べる?
ARKはPS4版も販売されていますが、PC版とのクロスプレイはできません。
もし、一緒にプレイしたい人がいる時は、必ず同じ機種に合わせましょう。
MODを導入する場合のスペックは?
MODとは改造・変更を意味するmodificationの短縮形で、プレイヤーや恐竜の見た目を変えたり、アイテムを追加するなどゲームを改造する仕組みです。
PC版でのみ利用可能でSteamワークショップには、プレイヤーが作成した多数のMODが公開されています。導入は自己責任ですが、ゲームの自由度を高めプレイスタイルの幅が広がるさまざまなMODはPCでゲームをプレイする醍醐味ともいえるでしょう。
種類にもよりますが、MODを大量に導入すると要求スペックはかなり高くなります。快適プレイ・配信用に適したモデルを参考に選ぶことをおすすめします。
低スペックなゲーミングPCでARKをプレイする場合の設定は?
スペックが低いゲーミングPCでプレイする場合、グラフィック設定を調整することで多少プレイしやすくなります。具体的には、以下の項目を調整すると良いでしょう。
- グラフィック品質
- 解像度スケール
- 視野距離
- 影品質
- テクスチャ
グラフィックの描画を落とすことでプレイしやすくはなりますが、ARKは雄大な自然やリアルな恐竜のグラフィックも魅力のひとつです。
ゲームを最大限楽しむためにも、ある程度のスペックを備えたゲーミングPCの購入を検討することをおすすめします。
ARK: Survival Ascendedの必要スペックは?
ARK: Survival AscendedとはARK: Survival Evolvedのリマスタータイトルです。
基本的な内容は現行のARKと同じですが、ゲームエンジンUnreal Engine 5.2を使用することでより美しいグラフィックを楽しむことができます。
現在、発表されているスペックはご紹介したとおりですが要求されている水準が非常に高く、ミドルハイ~ハイクラスのゲーミングPCが必要です。
ARKはfps制限の設定はできる?
ARKにはフレームレート制限をオプションで設定することができません。そのままでプレイすると際限なくfpsを引き出そうとするので、マシンに相当の負荷がかかってしまいます。
安定したゲームプレイのためにも、コンソールやiniファイルを編集してfps上限を60に設定しておくことをおすすめします。
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