重厚な世界観が特徴のロシア産FPSゲーム「Escape from Tarkov(タルコフ)」。
リアリティを追求した本作は、コアなファンが多く根強い人気を誇っています。最近流行しているバトルロイヤルとは違うゲームを遊んでみたいと気になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、本作の魅力を存分に味わうためにはそれなりのPCスペックが必要です。
今回は、タルコフを快適にプレイするためのスペックを解説します。また、おすすめのゲーミングPCも合わせて紹介しますので、ぜひご参考ください。
タルコフの必要最低・推奨スペック
公式サイトに掲載されている必要スペックは情報が古く、現在のアップデートに必ずしも対応しているものではありません。
スムーズにプレイできるというものではなく、あくまで起動ができる程度と考えることをおすすめします。
必要最低スペック
必要最低スペックはアップデートによる最適化の影響で変更になる恐れがあることに注意してください。
起動は出来ますが、マップの読み込みなどでプレイ中にカクつく恐れがあります。
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core 2 Duo, i3 2.4GHz以上 または AMD Athlon,Phenom II 2.6 GHz |
グラフィックカード | DX11に対応したビデオメモリ1GB以上 (GeForce GT 430, Radeon HD 5670相当) |
メモリ | 8GB |
SSD/HDD容量 | 19GB以上 |
OS | Windows7/8/10 64bit |
推奨スペック
推奨といえど大型マップなどでは、画質設定によりますが短いフリーズが発生する可能性があります。
また、フレームレートが平均60fpsほどしか出ない恐れがあります。
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5,i7 3.2GHz, または AMD FX,Athlon 3.6GHz |
グラフィックカード | DX11に対応しビデオメモリ2GB以上 (GeForce GTX 660 Ti, Radeon R9 280相当) |
メモリ | 16GB以上 |
SSD/HDD容量 | 19GB以上 |
OS | Windows7/8/10 64bit |
タルコフのおすすめスペック

CPUはCore i5シリーズ以上がおすすめ
タルコフを快適にプレイするためには、Core i5シリーズ以上が求められます。
必ずしも最新である必要はありませんが、ボトルネックとなりグラボの性能を出し切れない可能性があるので古い型番は避けるのが無難です。
Intelの場合は、Core i5-11400番台以上、AMDの場合はRyzen 5 3500以上が目安となります。
タルコフは未だβ版(開発中)のゲームです。将来的にアップデートにより大きく変化する可能性があるので、予算にゆとりがある人は、Core i7シリーズまたはRyzen 7シリーズを購入しておくのがおすすめです。
グラボはRTX 3060 Ti以上
グラボに関しては、RTX 3060 Ti以上が求められます。
推奨スペック的には、コスパがよいと評判のGTX 1660 / GTX 1660 superレベルで問題ありませんが、タルコフの魅力である世界観やFPSゲームを快適に楽しむという点を踏まえると、平均120fpsは欲しいところ。
また、最近ではFPSゲームプレイと同時に配信・実況を行う人が増えているので、興味がある人はハイグレードスペックの購入をおすすめします。
メモリ容量は16GB以上じゃないと足りない
推奨メモリ容量について、人気FPSゲームのAPEXが8GB、PUBGが6GBに対して、タルコフは16GB以上とほかよりも高いのが特徴です。理由の一つにマップが広大であることによる影響があります。
また、β版(開発中)なので最適化が完了していないことも挙げられます。最適化が完了すれば、容量引き下げの可能性はありますが、快適にプレイするなら最低でも16GBは用意しておきたいところ。
FPSゲームの醍醐味である友人とのチャット・通話プレイやブラウザでの情報収集・確認しながらのプレイを考えると16GBでも足りない可能性があります。
タルコフを快適に遊びたいという人は、まずはメモリ容量を最優先に検討しましょう。CPUやグラボに比べると安価なので、余裕があれば32GB以上にしておくのがおすすめです。
ストレージ容量は1TB以上
ストレージ容量とは、データを保存するためのSSD/HDDの総称です。
SSDは読み込み速度が高速でPCやゲームの起動速度が早くなりますが、高価という特徴があります。反対にHDDは大容量かつ安価ですが、読み込み速度がSSDに比べて遅いです。
タルコフの必要容量は、19GB以上で一般的なゲーム容量になります。FPSゲームでは読み込みの速度が重要になりますので、可能であれば500GB以上のSSDを搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。
また、最近ではゲーム容量が50GB〜100GBのものもありますので、複数ゲームをプレイする可能性を考えると1TBあると安心できます。
タルコフのゲーミングPCおすすめモデル|デスクトップパソコン
144fps快適プレイ|ドスパラ ガレリア RM5C-R36T
コスパ重視なら間違いなくこれ!
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3060 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- タルコフで144fps狙える性能
- 高画質設定でも快適に遊べる
- コスパがいい
- 特になし
インテル最新世代CPU「Core i5-13400F」とアッパーミドルクラスGPU「RTX 3060 Ti」搭載、メモリ容量は16GBと性能と価格がバランス良く構成されたゲーミングPC。
フルHDウルトラ設定にて平均120fpsは確保でき、タルコフを快適に遊ぶことが可能です。
電源スイッチ・USBスロット・イヤホンジャックなど頻繁に使用する接続端子がケース前面上部に取り付けられておりアクセスがしやすく、周囲に配置されたLEDライトは自分好みの色にカスタマイズ可能。
メモリ容量も16GB→32GBにカスタマイズすると、より万全にプレイすることが出来ます。
最低限|ドスパラ ガレリア RM5C-G60S
低価格でタルコフをプレイできるゲーミングPC
おすすめ度:3.5
タイプ | ミニタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia GTX 1660 SUPER |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 550W |
OS | Windows |
- 低画質設定ならタルコフを普通に遊べるスペック
- 価格が安い
- 144fpsでプレイしたい人
インテル最新世代CPU「Core i5-13400F」、ミドルクラスGPU「GTX 1660 Super」搭載、メモリ容量は16GBというエントリーモデルのゲーミングPCとなっています。
あくまで参考情報になりますが、インテル第9世代CPU「Core i5-9600K」、「GTX 1660 Super」、メモリ「16GB」の構成で画質が「ウルトラ」設定だと、フルHDで平均70fpsとなっています。
3世代前のCPUなので本ゲーミングPCに置き換えるとfpsに違いは出てきますが、少々物足りないフレームレートです。
手軽にタルコフを遊びたい、高画質や高FPSを求めていない人にとってはコスパが良くおすすめです。
配信向け|ドスパラ ガレリア RM5C-R46T
第13世代Core i5搭載!RTX 4060と組み合わせたハイスペックゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | フルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 750W |
OS | Windows |
- 4K画質でタルコフをプレイできる
- 配信も快適に行えるスペック
- 高画質でプレイしない人
インテル第13世代CPU「Core i5-13400F」、ハイクラスGPU「RTX 4060」搭載、メモリ容量16GBというバランスの良い構成のゲーミングPCです。
4K画質でも平均60fps安定、フルHD・WQHD最高画質で平均120〜240fpsと、タルコフの世界観に没入することができます。
高い性能は実況・配信も可能にしFPSゲームを存分に楽しめる環境を構築できるので、予算に余裕がある人は本ゲーミングPCをおすすめします。
カスタマイズでメモリ容量を32GBにアップグレードして妥協なしのスペックに仕上げてみてください。
タルコフのゲーミングPCおすすめモデル|ゲーミングノートパソコン
DELL G15 ゲーミング ノートPC
タルコフをノートパソコンで快適にプレイするならこのモデル
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13650HX |
GPU | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅357.30×奥行き272.11×高さ26.90mm |
重量 | 約2.519kg |
OS | Windows |
- 高画質設定でも快適にプレイ可能
- ゲーム部屋にマッチするLEDライティング
- 軽量なモデルがほしい人
シリーズ最上位モデルの本ゲーミングノートPCは、インテル最新世代CPU「Core i7-13650HX」、ハイグレードGPU「RTX 4060」搭載、メモリ容量は16GBという構成です。
ディスプレイは15.6インチのフルHD、リフレッシュレート165Hzに対応。気になる本体重量は、約2.5kg以上なので、据え置きで使いたい人に向いています。
本体後方部に接続端子が揃えられており取り回しがしやすく、テンキー付きで普段使いにも便利なマルチで活用できるゲーミングノートPCです。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA402XZ
小型なのに高性能!ASUSの最新ゲーミングノートPC
おすすめ度:4.5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 9 7940HS |
GPU | Nvidia RTX 4080 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 14.0インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅312mm×奥行き227mm×高さ19.5~22.61mm |
重量 | 約1.72kg |
OS | Windows |
- 約1.72kgと軽量
- RTX 4080搭載の高性能モデル
- デザインがオシャレ
- 特に無し
AMDのCPU「Ryzen 9 7940HS」を搭載したASUSのハイスペックなゲーミングノートPC。
デスクトップPC並の高性能なモデルながらコンパクトで、重量が約1.72kgと軽いのもポイント。楽に持ち運びできるため、外出先でも快適にゲームをプレイすることが可能です。
ROG Zephyrus G14 GA402XZについては実機レビューがあるので、より詳細な情報を知りたい方はチェックしてみてください。

ドスパラ ガレリア XL7C-R46H
240Hzに対応した高性能ゲーミングノートPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13700H |
GPU | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅358×奥行き247×高さ20mm |
重量 | 約2kg |
OS | Windows |
- 高リフレッシュレートに対応
- fps優先・画質優先どちらの用途でもOK
- スタイリッシュなデザインで普段使いにもおすすめ
- WQHD以上のディスプレイでプレイしたい人
XL7C-R46Hは、第13世代CPU「Core i7-13700H」とミドルクラスGPU「RTX 3060」を搭載したバランスの良いパーツで構成されたノートPCです。
ディスプレイは16インチフルHD、リフレッシュレートは165Hz対応。
本体重量2.15kgと軽量で持ち運びやすい軽量設計かつ省スペースなので、置き場所には困りません。
シーンによって上下するものの、最高画質設定で平均80fpsを狙えるのが魅力です。
薄さが20mmながら接続ポートも充実しており、ボディはマグネシウム合金を採用した耐久性に優れた特徴があります。
大容量バッテリーにより最大駆動時間が7.1時間と充電を気にすることなくゲームに没頭できるので、場所に囚われずに気兼ねなくゲームをしたい人にとっておすすめのゲーミングノートPCです。
タルコフのスペックでよくある質問
タルコフのfps値上限は?
タルコフは仕様上144fpsが上限に設定されています。
ハイグレードなグラボだと性能が無駄になるという懸念点が発生しますが、NVidia GeForce系のグラボだと、「NVidia Reflex ローレイテンシー」という機能を使って上限値を撤廃することができます。
タルコフとAPEXどっちが重い?
タルコフとAPEXを比較した場合、タルコフのほうが断然重いです。
Apexの場合、RTX 3060 TiなどのミドルスペックGPUでも180~200fpsを狙えますが、タルコフの場合は100fpsを切るか切らないかぐらいのフレームレートしか出ません。
そのため、タルコフを快適にプレイしたい場合はある程度のスペックがあるゲーミングPCを選ぶ必要があります。
タルコフで60fpsしか出ない原因は?
タルコフに限らず、ゲームでfpsが上がらない主な原因はGPUの性能不足です。
ただ、タルコフでfpsが上がりづらいのは未だにβ版なので、GPUの最適化が進んでいないことも影響しています。
RTX 3070以上のGPUでは、解像度をフルHDからより重いWQHDに変えても、fpsがあまり変わらないこともあるくらいです。
基本的にタルコフはfpsが出づらいですが、RTX 3060 Ti以上のGPUを搭載しても60fpsしかでない場合は、モニターのリフレッシュレート設定が60Hzになっている可能性もあるので確認してみてください。
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