普段使いしやすいサイズ感のゲーミングノートPCは、出張や帰省の機会が多い方に人気があります。
一方で、デスクトップと比べて寿命が短いといった声もあり、実際どうなの?と疑問を持つ人も少なくないはず。
そこで今回は、ゲーミングノートPCはやめとけ・おすすめしないと言われる理由を解説していきます。
どうしてもほしい方向けに、ゴミと言われないレベルのモデルを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
【実際どうなの?】ゲーミングノートPCはやめとけと言われる理由

ゲーミングノートPCはコスパが悪い
▼ほぼ同じ構成なのにノートのほうが断然高い。これに加え、メモリやストレージを同じ容量にカスタマイズし、360HzのゲーミングモニターとLogicool Gのワイヤレスゲーミングキーボードを買ってもなお4万円以上の差がある。
ゲーミングノートPCはコスパが悪く、同価格帯のデスクトップゲーミングPCと比較すると性能面で劣っていることがほとんどです。
同じだけのお金をかけても性能面で劣ることから、自分が求めているだけのグラフィックを再現できない可能性もあります。
また、グラフィック以外の部分でもデスクトップゲーミングPCに届かない性能も多く、同価格帯であってもゲーミングノートPCは性能が劣るのは大きなデメリットといえるでしょう。
ゲーミングノートPCは寿命が短くて壊れやすい

冷却性・排熱性に劣る
ゲーミングノートPCは冷却性・排熱性に劣っていて、ゲーミングノートPCを使用している間に熱がこもり過ぎれば十分な性能を発揮できません。
ゲーミングノートPCは持ち運びなどを視野に入れているため、採用できる冷却ファンのサイズにも限りがあります。
熱がこもりすぎれば故障の原因にもなるので、冷却性・排熱性はゲーミングPCにとって大きなデメリットの1つです。
掃除がしにくく熱がこもる
持ち運べることがゲーミングノートPCのメリットですが、そのために全体的なサイズがコンパクトになるため掃除がしにくいといえます。
ホコリやゴミなどが溜まってしまうと、既に低い冷却性・排熱性がさらに悪くなる原因にも。
ゲーミングPCは定期的に掃除をする必要がありますが、推奨される掃除頻度はデスクトップゲーミングPCよりも多くなります。
ゲーミングノートPCは長時間使えない

ゲーミングノートPCは持ち運んで外出先などでも使用が可能ですが、基本的には充電ケーブルなどで繋いでいない状態でのバッテリーは、6〜7時間程度しか連続稼働できません。
外出先でも充電ケーブルで接続できるなら問題ありませんが、充電状態を気にせずにゲームをプレイしていると突然充電がなくなる可能性もあるため注意してください。
ゲーミングノートPCを使用中、場合によってはゲームデータの保存ができずにバッテリーがなくなる可能性もあります。
ただ、最近では9~10時間使えるモデルもチラホラ販売されるようになってきています。
もし外出先でゲームをしたいなら、ゲーミングノートPCの連続駆動時間を必ずチェックしましょう。
ゲーミングノートPCはほぼカスタマイズできない

ゲーミングノートPCは、基本的にカスタマイズを視野に入れて設計しておらず、パーツの故障が発覚すればゲーミングノートPC自体を買い替える必要があります。
メモリやSSDの増設といったパーツ交換によるアップグレードも、初心者にとっては難しいといえるでしょう。
一方で、ゲーミングデスクトップPCはカスタマイズに対応していることが多く、自分でパーツなどを購入して簡単にアップグレードが可能です。
ゲーミングノートPCとデスクトップPCのメリット・デメリットを比較
タイプ/メリデメ | メリット | デメリット |
---|---|---|
ゲーミングノートPC |
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デスクトップPC |
|
|
ゲーミングノートPCのメリット
ゲーミングノートPCのメリットは、軽量かつコンパクトなモデルであれば持ち運びできるという点にあります。
また、モノによっては机の上に置けないぐらいの大きさがあるデスクトップタイプに対し、ゲーミングノートPCは比較的小型。一人暮らし用の部屋に向いているといえます。
内部にバッテリーを有しているので、突然停電してもすぐにシャットダウンしないのも魅力。
外でもゲームをしたい、作業中断リスクが少ないモデルがほしい人におすすめです。
ゲーミングノートPCのデメリット
基本的に、ゲーミングノートPCのパーツは省電力設計のため、デスクトップPCに採用されるパーツよりも性能が低いといったデメリットがあります。
そのうえ、キーボード・ディスプレイなどが搭載されている分、価格が高いのも悪いポイント。
そのため、性能重視の人やコスパ重視の人には向いていません。
また、狭い筐体にファンが搭載されているため、静音性もデスクトップPCより劣る傾向にあります。
ゲーミングノートPCが抱える矛盾とは?
ゲーミングノートPCは持ち運びやすい
高性能モデルは重いため普段使いも厳しい
先述のとおり、ゲーミングノートPCは持ち運びやすいのがメリット。しかし、重いモデルでは持ち運んでの普段使いも難しく、バッテリーの観点から考えても充電ケーブルなども一緒に持ち運ぶ必要があります。
つまり、ゲーミングノートPCに加えて充電ケーブルやマウスなどの周辺機器も持ち運ばなければならず、総重量で考えるとさらに重くなる可能性が高いです。
約2.0kg以下のモデルであれば、軽いといえる部類に入るため、購入の際は重量も必ずチェックしておきましょう。
ゲーミングノートPCは小型
サイズが大きいモデルもある
サイズが大きいモデルではゲーミングPCが重くなる傾向にあるほかにも、サイズが大きいため持ち運ぶ際には大きめのカバンなどを準備しなければいけません。
そのため、ゲーミングノートPCのサイズが大きければ持ち運びなどにも不便です。
持ち運びを考えているなら、17.3インチモデルではなく15.6インチ以下のモデルを選ぶようにしましょう。
ゲーミングノートPCを買うべき人は?
ゲーミングノートPCはサイズが大きいモデルもありますが、基本的にはゲーミングデスクトップPCよりもコンパクトなので、置き場所に融通が利くのは間違いありません。
デスクトップゲーミングPCは一度設置すると、場所を移動させるにも労力が必要になります。
そのため、自宅でオンラインゲームなどをしたいけれどゲーミングデスクトップPCを置く場所がない、出張や帰省の機会が多く、外出中でも快適にゲームをしたいといった方はゲーミングノートPCを買うべきです。
ゲーミングノートPCがほしい人向けの厳選モデル
ここからはゲーミングノートPCがほしい人向けに、普段使いしやすいモデルを紹介していきます。
なお、2023年最新のゲーミングノートPCおすすめモデルは下記記事にまとめているので、気になる方はあわせてどうぞ。

ドスパラ ガレリア RL5C-R35
普段使いにもおすすめ!第13世代Core i5を搭載したゲーミングノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13500H |
GPU | Nvidia RTX 3050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/144Hz |
本体サイズ | 幅358×奥行247×高さ19.0mm |
重量 | 約2.1kg |
OS | Windows |
- 平均144fpsを狙える
- 約2kgと軽い
- 十分なスペックながら安い
- 高画質設定でゲームをプレイしたい人
Intelの第13世代CPU「Core i5-13500H」と「RTX 3050」を搭載したドスパラのゲーミングノートPC。
144Hzの高速なディスプレイを採用。フォートナイトの低設定なら、約130fpsの高いフレームレートをだせるのでなめらかな映像でゲームを楽しめます。
熱伝導率の高い液体金属を配合したCPUグリスを使用しているため、冷却性能も高いモデルになっています。
デザインもシンプルなので、普段使いできるゲーミングノートPCが欲しい方にもおすすめです。
マウスコンピューター G-Tune P6-I7G50BK-A
165Hz対応のゲーミングノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12650H |
GPU | Nvidia RTX 4050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅358.4×奥行268.3×高さ26.3mm |
重量 | 約2.34kg |
OS | Windows |
- ゲームによっては平均200fpsを狙える性能
- シンプルで普段使いしやすい筐体
- 予算が15万円以下の人
「G-Tune P6-I7G50BK-A」は、Intelの第12世代CPU「Core i7-12650H」を搭載したマウスコンピューターのゲーミングノートPCです。
GPUにはミドルクラスの「RTX 4050」を採用。Apex Legendsの低設定ならシーンにもよりますが200fps程度のフレームレートでプレイが可能です。
ディスプレイは165Hzの高いリフレッシュレートに対応しているので、ゲームをスムーズな映像で楽しめます。
ゲーミングモニターを別に用意して、マルチディスプレイ環境を作るのもおすすめです。
デスクトップPCがほしい人向けの厳選モデル
ドスパラ ガレリア RM5C-R46T
コスパ最強を求めるならコレ!ほとんどのゲームを快適に遊べるスペック
おすすめ度:5
タイプ | ミニタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 価格と性能のバランスがいい
- フルHDなら高画質でプレイも可能
- 翌日出荷対応
- 4K解像度でゲームをしたい人
Intelの第13世代CPU「Core i5-13400F」と「RTX 4060 Ti」を組み込んだコスパのいいゲーミングPC。
多くのゲーマーが使用しているフルHD環境に適した性能を持っており、Apex Legendsの低画質設定なら200fps以上の高いフレームレートでプレイできます。
また、RTX 4060 Tiは消費電力(TGP)は160Wと省電力なのもポイント。発熱も控えめなので扱いやすくなっています。
SSDも1TBを標準搭載しているので、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるゲーミングPCになっています。
ドスパラ ガレリア RM5C-G60S
初めてのゲーミングPCにおすすめな高コスパモデル
おすすめ度:3.5
タイプ | ミニタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia GTX 1660 SUPER |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 550W |
OS | Windows |
- サイズ控えめな初心者向けモデル
- 配信も快適に行える
- 翌日出荷対応
- 4K解像度でゲームをしたい人
デザイン会社と共同で開発した外装が採用されているゲーミングデスクトップPC。ケースがガンメタリックで仕上げられており、空間に馴染むようにスタイリッシュに計算されているのが特徴です。
コンソールパネルもユーザーが使いやすいように「ななめ45度」で設計されており、使用中も快適にゲームをプレイできます。
デザイン面や使用性なども優れていますが、性能面でも十分な性能を持っていることから総合的にコスパに優れているといえます。
初めてのゲーミングデスクトップPCに最適な1台です。
ゲーミングノートPCはやめとけと言われる理由でよくある質問
ゲーミングノートPCの寿命ってどれくらい?
ゲーミングノートPCの寿命は、使い方や使用環境にもよりますが、およそ2~3年程度です。
普通に使っていれば5年程度使えるケースも多いですが、常に最新のパーツを採用したモデルがほしいという場合は、やはり3年程度で買い替えるのがベストと言えます。
詳しくはゲーミングPCの寿命について解説している記事があるので、あわせてどうぞ。

ゲーミングノートパソコンの使い道は?
ゲーミングノートパソコンの使い道は、ゲームはもちろん、スペックが高ければ動画編集や3Dモデリングなどにも使えます。
外に持ち運びができるというメリットを活かして、カフェなどで仕事をする人も。スペック次第でさまざまな用途で使えます。
ゲーミングノートの連続使用時間は?
ゲーミングノートの連続使用時間は、一般的に7~8時間程度、最大で10時間程度です。持ち運びを前提としたモデル更に長く、約12時間以上使える場合も。
バッテリー連続使用時間はゲーミングノートPCの重要なポイントなので、購入の際は必ずチェックしましょう。
ゲーミングノートPCとは?
ゲーミングノートPCとは、オンラインゲームなどをプレイするのに適した高性能なパーツを備えているノートパソコンのこと。
さまざまなゲーミングPCメーカーが開発・販売していることもあり、高リフレッシュレート対応モデルやタッチパネル対応モデルなど、さまざまな種類があります。
一方で、下記アンケートからも分かるとおり、ゲーミングデスクトップPCと比べるとメリットよりもデメリットが大きいため、選ばれることはほとんどありません。
🖥ゲーミングPCはデスク派?ノート派?💻
— G-Tune【公式】 (@GTune_chan) January 27, 2022
ゲーミングPC、同じ予算だとして皆さんはどちらを選びますか?
あ、買った後の持ち帰り方などは考えずに直感で!💡⚡️#ゲーミングPC #GTune#GTuneで考え中🤔
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