黒い砂漠は2015年に日本でサービスを開始し、自由度の高さとグラフィックの美しさで人気となったMMORPGです。
2018年にリマスター、ウルトラの高画質モードが追加され、グラフィックがより美麗になりました。
反面、動作環境の幅が広くなったため、どんなスペックなら快適にプレイできるかわかりづらいです。
そこで本記事では黒い砂漠を高画質で快適にプレイできるスペックと、おすすめのゲーミングPCを紹介していきます。
黒い砂漠とは?

黒い砂漠はPearl Abyssが開発した基本プレイ無料のMMORPGで、2015年から日本でのサービスがスタート。
美麗なグラフィックにノンターゲットバトルでの爽快なアクション、自由度の高さが人気を呼びました。
メインとなる冒険だけではなく、MMORPGならではの生活コンテンツも充実しており、生産をメインにプレイしている方もいます。
PKもありますが、解禁されるのはレベル50からなので、初心者の間なら心配する必要はほとんどありません。
2022年でも、全チャンネルを合わせたアクティブ数は20万人程度となっており、人の多い都市ではフレームレートの低下が見られるほどです。
黒い砂漠は今から始めても、MMOの楽しさを味わえますが、高画質でプレイするならハイスペックなゲーミングPCが必要になります。
黒い砂漠の必要最低と推奨スペックは?
黒い砂漠のスペックはプレイスタイルや希望する画質などによって変わります。
ここでは下記の4つに分けてスペックを紹介しています。
ちなみに、ほとんどのゲーミングPCは下記のスペックをクリアしているので、手っ取り早く必要な情報が知りたい場合は、黒い砂漠を快適にプレイするために必要なスペックまで読み飛ばしてください。
必要最低スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i3 |
グラボ | GTS 250 GeForce 9800 GTX Radeon HD 3870 X2 |
メモリ容量 | 4GB RAM |
ストレージ容量 | 41GB以上 |
OS | 64ビットのWindows10 |
黒い砂漠を最低限動かすために必要な公式のスペックになります。
GeForce 9800 GTXは2008年のハイエンドグラボなので、GTX 1050にもとどかない性能です。
現在のゲーミングPCであれば、エントリーモデルでも軽々と超えられるスペックなので参考にはなりません。
推奨スペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5 |
グラボ | NVIDIA GTX 970 AMD RX 480 |
メモリ容量 | 8GB RAM |
ストレージ容量 | 41GB以上 |
OS | 64ビットのWindows10 |
黒い砂漠を快適に動かすための推奨スペックです。
GTX 970は2014年のハイクラスグラボですが、GTX 1060と同程度の性能なので、現在はミドルスペックのゲーミングPCでも余裕で超えてくれます。
黒い砂漠に限りませんが、PCゲームは推奨スペックよりも一回り上の性能を持ったゲーミングPCを用意できると安定したプレイが可能です。
リマスタースペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7-8700 |
グラボ | GeForce GTX 1070 8GB |
メモリ容量 | 16GB RAM |
ストレージ容量 | 41GB以上 |
OS | 64ビットのWindows10 |
黒い砂漠の高画質モードであるリマスターの動作スペックになっています。
GTX 1070は2016年に発売されたハイクラスグラボですが、現在ではミドルスペックのRTX 3060のほうが高性能です。
黒い砂漠を高画質で快適にプレイするならリマスターを基準にするのが現実的で、「RTX 4080」なら高精細な4Kでのプレイも視野に入ってきます。
ウルトラモードスペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7-8700K |
グラボ | GeForce GTX 1080 Ti 11GB |
メモリ容量 | 32GB RAM |
ストレージ容量 | 41GB以上 |
OS | 64ビットのWindows10 |
黒い砂漠の最高画質である、ウルトラモードの動作スペックです。
フルHDを基準にしたスペックですら、2017年のハイエンドグラボであるGTX 1080 Tiとメモリを32GBも要求していることから、非常に重いモードと分かります。
現在のハイエンドゲーミングPCならプレイも可能ですが、ほかのプレイヤーが多くなれば安定性が落ちるため、基本的にはスクリーンショットを楽しむモードです。
黒い砂漠におすすめのスペックは?
CPUとグラボ
ここではCPUとグラボの組み合わせを画質別に解説しています。
フルHDの場合はCore i5-12400×RTX 3060 Ti
黒い砂漠はフルHD、60fps以上のフレームレートが快適にプレイできる基準になります。
リマスターの推奨スペックはGTX 1070なので、現在のミドルクラスグラボ「RTX 3060 Ti」ならフルHD、60fpsを超えるフレームレートで黒い砂漠を安定してプレイできます。
黒い砂漠をリマスター、フルHDでプレイするなら、十分快適なスペックです。
WQHDの場合はCore i7-12700×RTX 3070
「RTX 3070」を搭載したゲーミングPCであれば、高画質なリマスターでも、より高精細なWQHDで快適にプレイできます。
黒い砂漠はMMORPGなのでFPSゲームと比べると高フレームレートの重要性は低いですが、フルHDやWQHDなら、144Hzのゲーミングモニターでのプレイも視野に入るスペックです。
「Core i7-12700」との組み合わせなら、ほとんどのゲームを快適にプレイできるので、合わせてゲーミングモニターの導入をおすすめします。
4K最高画質の場合はCore i7-12700×RTX 3080以上
「RTX 3080」以上のハイエンドグラボであれば、フルHDならウルトラモードでもプレイできるスペックです。
現実的な最高画質であるリマスターでの4K解像度でも、黒い砂漠の美しいグラフィックを楽しめます。
ほかのプレイヤーもいるMMORPGなので、4Kで60fpsのフレームレートを維持するのは難しいですが、常用できる範囲です。
人が多くなるシーンでは設定を落としてフレームレートを重視する、冒険では高画質な4Kで楽しむなど、プレイの幅も広がります。
RTX 40シリーズならより快適
2023年5月現在、ゲーミングPCのCPUとグラボは最新モデルへと世代交代が進んでいます。
ミドルハイグレードの「RTX 4070」は省電力ながら旧モデルのRTX 3080と同等の性能。「RTX 4070 Ti」になるとフルHDではRTX 3090を上回るフレームレートを出せます。
RTX 4070 Ti以上のハイスペックなグラボを搭載したゲーミングPCなら、黒い砂漠のリマスターモードを4K・60fpsでプレイすることも可能です。
また、「RTX 4090」ならウルトラモードでも高精細な4Kでのプレイが視野に入ってくるので、黒い砂漠の美麗なグラフィックを最大限楽しみたい方におすすめ。
メモリは最低でも16GB
黒い砂漠を快適にプレイするために必要なメモリ容量は最低でも16GBです。
グラボに搭載されているグラフィックメモリが大きければ、本体のメモリ使用率は下がりますが、8GBだと黒い砂漠を動かすだけで精一杯になります。
ゲームのクラッシュもありえるので、確実に16GB以上を搭載しましょう。ウルトラモードを常用したり、配信をしたりするなら、メモリ容量は32GB以上がおすすめです。
SSD・HDD(ストレージ)
黒い砂漠を含めて2~3個程度のゲームをインストールするだけであれば、SSDの容量は500GBでも十分です。
ただ、黒い砂漠だけでも41GB以上必要になるので、500GBのSSDだけでは、のちのち容量不足に悩んでしまう可能性があります。
カスタマイズで1TB以上のSSDに変更したり、セカンドストレージに大容量のHDDを増設するのがおすすめです。
黒い砂漠におすすめのゲーミングPC|ゲーミングノートパソコン
ドスパラ ガレリア XL7C-R46
シンプルなデザインで普段使いにもおすすめなノートパソコン
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
---|---|
CPU | Core i7-13700H |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
SSD | 500GB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/144Hz |
本体サイズ |
|
重量 | 約2.2kg |
- 最薄部20mmとコンパクト
- リマスターもプレイ可能
- フルHDならほかのゲームも快適
- 注文時にカスタマイズしたい人
XL7C-R46は最新GPUの「RTX 4060」を搭載したミドルスペックのゲーミングノートPCです。
黒い砂漠のリマスターでも、フルHDであればシーンによっては高いフレームレートが出せることもあります。
ほかプレイヤーが多くなると維持は難しくなりますが、画質をVERY HIGH以下に落としてフレームレートを重視するというプレイも可能です。
ディスプレイは144Hzの高速なリフレッシュレートに対応しているので、なめらかな映像でプレイプレイもできるのがポイント。
シンプルなデザインで普段使いもしやすいので、外出先でも黒い砂漠やゲームをプレイするためのゲーミングノートPCを探している方におすすめします。
ドスパラ ガレリア RM7C-R35T
高画質かつ滑らかな映像を楽しめるゲーミングノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12700H |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3050Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅358×奥行き247×高さ20.0mm |
重量 | 約2.15kg |
OS | Windows |
- 大画面で迫力ある映像が楽しめる
- 大容量メモリで配信・動画編集もサクサク
- FPSゲームなどにもおすすめ
- 予算15万円以下の人
CPUに第12世代「Core i7-12700H」を搭載したコスパの良い構成のゲーミングノートPC。
「RTX 3050Ti」を組み合わせており、ゲーミングノートPCとしては非常にバランスの良い性能を持っています。
ディスプレイはフルHDより縦方向にやや広いWUXGAを採用。作業領域が広いため一度に閲覧できる情報が多くなります。
黒い砂漠ではフルスクリーンモードだとグラボの負担が軽くなるので、外部のゲーミングモニターと組み合わせるのもおすすめです。
メインPCとしても使えるスペックのゲーミングノートPCを探している方はチェックしてみてください。
黒い砂漠におすすめのゲーミングPC|デスクトップPC
RTX 3060 Ti搭載|ドスパラ ガレリア RM5C-R36T
コスパ重視ならこの1台!高性能でも格安なゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-13400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3060 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- コスパに優れた構成
- LEDライティング搭載
- 動作音が非常に静か
- 4K画質を楽しみたい人
CPUに「Core i5-13400F」を搭載したドスパラのミドルクラスゲーミングPC。
グラボには「RTX 3060 Ti」を採用しているので、黒い砂漠をフルHD、リマスターの高画質で快適に遊べるスペックです。
シーンによっては60fpsを大きく超えた高いフレームレートも出せますが、黒い砂漠はスキルエフェクトの影響を受けやすいため、常に維持できるとは限りません。
ただ、黒い砂漠はMMORPGなので、60fps以上で安定すれば十分快適です。
ストレージは500GBと少なめなので、カスタマイズで1TB以上に変更するか、セカンドストレージの追加をおすすめします。
RTX 4070搭載|ドスパラ ガレリア XA7C-R47
4Kでも快適!ほとんどのゲームを遊び尽くせるゲーミングPC
おすすめ度:4.5
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13700F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 黒い砂漠を高画質・高フレームレートでプレイできる
- 1TBのSSDを搭載
- 小型なモデルがほしい人
Intelの第13世代CPU「Core i7-13700F」を搭載したハイクラスゲーミングPC。
本モデルに搭載されている「RTX 4070」は、前世代のRTX 3080とほぼ同等の性能を持っており、黒い砂漠を高フレームレートでプレイできるスペックです。
WQHDでも60fps以上のフレームレートでプレイが可能なので、黒い砂漠の美麗なグラフィックをより高精細な映像で楽しめます。
RTX 4070のスペックなら、ほとんどのゲームを高画質で快適にプレイできるので、ゲーミングモニターを導入するのがおすすめです。
ドスパラ ガレリア ZA9C-R48
スペック重視のハイエンドゲーミングPC
おすすめ度:5
タイプ | フルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-13900KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | — |
電源 | 1000W |
OS | Windows |
- RTX 4080を搭載した超ハイスペモデル
- リマスター・4K画質でも快適
- SSDが1TBと大容量
- 画質にこだわりがない人
CPUは「Core i9-13900K」、グラボには「RTX 4080」と最高クラスのモデルを搭載した非常にスペックが高い黒い砂漠向けゲーミングPCです。
RTX 4080の性能があれば、高画質なリマスターでも、4K解像度でのプレイが視野に入ってきます。
SSDは1TBと十分な容量を備えているのもポイント。メモリを32GB以上にアップグレードすれば、配信や動画編集にも適したモデルになります。
黒い砂漠の美しいグラフィックを、4Kの高画質な映像で楽しみたいという方におすすめです。
黒い砂漠モバイルのスマホ必要スペック
推奨スペック | iPhone6 Plus以上/iPadMini3以上 |
対応OS | iOS 11.0バージョン以上 |
推奨スペック | Snapdragon 805/RAM 2.5GB以上 |
対応OS | Android 6.0以上 |
黒い砂漠モバイルの公式推奨スペックになります。
Snapdragon 805は2013年に発表されたスマホ用CPUなので、プレイするハードルは低く見えますが、モバイル版でも黒い砂漠ならではの美麗なグラフィックは健在です。
相応に重くなりますので本格的にプレイするなら、ゲーミングスマホの入手を検討しましょう。
黒い砂漠のスペックでよくある質問
黒い砂漠のメモリ使用量は?
黒い砂漠のメモリ使用量は約7~9GBです。
VRAMを多く搭載した高性能なグラボほど、ゲーミングPC本体のメモリ使用量は少なくなります。
黒い砂漠はメモリ使用量が大きいタイトルなので、最低でも16GBのモデルを選びましょう。
黒い砂漠リマスターのFPSは?
黒い砂漠リマスターにfps制限はありません。モニターのリフレッシュレートが限界値です。
グラボ側のソフトウェアで垂直同期をオフにすれば、モニターの限界を超えたフレームレートも出せるようになります。
ただ、垂直同期を切ると描画が乱れやすくなるので注意。グラボの負担も増すので、様子を見ながら設定を調整しましょう。
黒い砂漠は無料ですか?
黒い砂漠は基本プレイ無料のMMORPGです。
アイテム課金制となっているので、普通にプレイするだけなら無料で遊べます。
一部の課金アイテムはゲーム内通貨で取引できるため、はやめに資金を稼ぎたい場合は課金するのもありです。
黒い砂漠はグラボなしだと60fps以上でない?
黒い砂漠をグラボなしでプレイすると、60fps以上でないのはもちろん、カクついてまともにプレイできません。
設定の幅が広いため起動はするかもしれませんが、黒い砂漠は重いだけでなく、ほかのプレイヤーがいるMMORPGなので快適にプレイはできません。
PCで3Dゲームをプレイする場合、グラボは必須です。
黒い砂漠公式とSteamの違いって何?
黒い砂漠は公式なら無料で始められますが、Steam版は有料になっています。
Steam版もサーバーは同じなので、無料でプレイできる公式がおすすめです。
モニターは何がおすすめ?
黒い砂漠はFPSゲームと比べると高フレームレートの恩恵は少ないですが、対人コンテンツを重視するなら、ゲーミングモニターを導入すれば有利に立ち回れます。
RTX 3070を搭載したゲーミングPCであればリマスターでも、フルHD・165Hzのゲーミングモニターの性能を活かせるので、なめらかな映像で黒い砂漠をプレイ可能です。
RTX 3080以上を搭載したゲーミングPCなら、より高精細な4Kのゲーミングモニターがおすすめ。
量子ドットを採用した4KのIPSパネルなら、黒い砂漠の美麗なグラフィックをより引き立たせ、没入感を高めてくれます。
黒い砂漠にベンチマークはないの?
黒い砂漠にはFF14のようなベンチマークソフトはありません。
参考にできるベンチマークはありませんが、基本的にはフルHDならRTX 3060でも快適にプレイできます。
ただ、MMORPGという特性上、ほかのプレイヤーが増えたり、エフェクトが重なるとフレームレートは下がりやすいです。
黒い砂漠の美しいグラフィックをなめらかに楽しみたい場合は、できるだけハイクラスのゲーミングPCを用意しましょう。
高fpsを維持するメリットって?
fpsが高ければ高いほど描画が滑らかになるので、攻撃のタイミングや敵のモーションを見切りやすいという大きなメリットがあります。
また、描画のカクカク感が減るので画面酔いしづらくなるという効果も。
高fpsを維持するには高いマシンスペックが求められます。SS撮影は画質重視で設定を上げ、レベリングやボス戦には設定を下げてfpsを上げるなど調整するのもおすすめです。
GPU使用率を確認する方法って?
グラボの使用率はWindowsのタスクマネージャーから確認できます。
タスクバーの上で右クリックしてタスクマネージャーを呼び出し、「パフォーマンス」アイコンを選択。
表示されるリストから「GPU」を選択すると、GPUの使用率や温度が表示されます。
また、AMDのRadeonシリーズを使用している場合は「Ctrl+shift+O」を押せば、GPU使用率や温度などのモニタリングが可能です。
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