30万円の予算を使えるなら、ハイスペックなゲーミングPCが手に入ります。
現世代でも最高クラスの性能があれば、高精細な4Kや、240fps以上の高フレームレートでプレイが可能です。
しかし、ハイエンドなゲーミングPCは誰にでも活かせるものではありません。
本記事では、30万円以上のゲーミングPCがどんな方に向いているのか解説すると共に、おすすめのモデルについて紹介していきます。
なお、2023年最新のゲーミングPCおすすめモデルを紹介している記事もあるので、あわせてどうぞ。

予算30万円以上のゲーミングPCはどんな人におすすめ?

予算30万円以上のゲーミングPCは、自慢できるレベルの性能を持つモデルばかり。
しかし、用途に対してオーバースペックなゲーミングPCを選んでしまうと、その分無駄な出費になってしまいます。
そこで本見出しでは、予算30万円以上のゲーミングPCがどんな人に適しているのかを解説していきます。
240fps張り付きを狙いたい人
ゲーミングPCでも、30万円以上になると非常に高価なモデルになってきます。
CPUは最低でもCore i7を搭載しており、よりスペックの高いモデルはCore i9。グラボには「RTX 4080」から「RTX 4090」が採用されたハイエンドな構成が多いです。
例えば、Core i9-13900K(F)とRTX 4080を組み合わせると、Apex Legendsなら4Kの高解像度でも、144fps以上のフレームレートが出せます。
フルHDなら上限フレームレートの300fpsに張り付くので、240fps以上でゲームをプレイしたい方に向いています。
自由にカスタマイズしたい人
カスタマイズして注文できるのがゲーミングPCの特徴ですが、モデルによって選べるパーツは限られています。
特にPCの心臓部である電源の自由度が少ないことが多いですが、30万円以上の予算が組めるのであれば選択肢も広がります。
25万円以下の価格帯では珍しい80PLUSのプラチナ認証を受けた電源ユニットを選べるのもメリットです。
また、PCパーツの基本的な知識があるなら、カスタマイズ性の高いPCショップ「サイコム」も選択肢に入ってきます。
ゲーミングPC一式セットを揃えられる人
ハイエンドなゲーミングPCを買うなら、周辺機器も揃えなければいけません。
Core i9-13900K(F)やRTX 4090を搭載した高性能なモデルを手に入れても、モニターがフルHD、60Hzでは意味がないからです。
フルHDだと144Hzでも持て余すため、より高速なゲーミングモニターが必要になります。
30万円以上のゲーミングPCのスペックを活かすなら、リフレッシュレートは240Hz以上、モニターサイズは24.5インチ程度のゲーミングモニターがおすすめです。
より有利にゲームをプレイするなら、ゲーミングマウスやゲーミングキーボードの導入も考えてください。
例として、ロジクールのゲーミングデバイスは「LIGHT SPEED」というプロが認めたワイヤレス技術を採用しているので、遅延が少ないのが魅力です。
ロジクールのゲーミングマウスには約63gと軽量なモデルもあるので、FPSゲームでの腕の負担も軽くできます。
配信も快適にできるハイエンドなゲーミングPCを選ぶときは、性能に見合った環境を整えましょう。
なお、ゲーミングPCセットに必要なもの一式を紹介した記事もあるので、あわせてチェックしてみてください。

予算30万円以上のゲーミングPCおすすめ|デスクトップPC
パソコン工房 レベルインフィニティ ILeDEs-R779-L139C-VLSXB
RTX 4080を搭載した最新のハイエンドゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-13900KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 1000W |
OS | Windows |
- 最新のCore i9-13900KFを搭載
- ダストフィルター搭載で掃除がしやすい
- ゲームだけでなく配信・動画編集も快適
- PLATINUM認証の電源を備えている
- シンプルでおしゃれなPCケース
- 特になし
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Intelの第13世代CPU「Core i9-13900KF」を搭載した30万円以上のハイエンドゲーミングPCです。
Core i9-13900KFは24コア、32スレッドと第12世代Core i9よりも更にコア数が増えて、マルチスレッド性能も向上しています。
グラボには最新の「RTX 4080」を採用。FF14のベンチマークでは、4K解像度でもスコア20000以上と非常に快適判定なので、高精細な映像でゲームに没入できます。
また、メモリは32GBと標準で大容量なのもポイント。ゲーム配信やクリエイティブな作業にも適しています。
動画編集を行うなら、カスタマイズでストレージに1TB以上のHDDを追加するのがおすすめです。
HP OMEN 45L Desktop エクストリームモデル
モニター付きで50万円以下という脅威のコスパ
おすすめ度:5
タイプ | フルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-12900K |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3090 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 2TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 800W |
OS | Windows |
- スタイリッシュなPCケース
- LEDライティングが鮮やか
- 確実にトップクラスのコスパ
- 市販のPCケースを使いたい人
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HPが販売しているゲーミングPCブランド「OMEN」シリーズのハイエンドモデル。
40万円の価格帯ながら、「Core i9-12900K」と「RTX 3090」を採用しており、非常に高性能です。
重いFF15ベンチでも4K、最高品質、DLSSをオンにすると7500以上のスコアが出ます。
高速なGen4対応SSDが2TBも搭載されているのもポイントです。
サイドパネルは強化ガラスで作られており、ゲーミングPC内部のRGBライティングも楽しめます。
カスタマイズはほぼできませんが、その分、ほかのメーカーではあり得ないほどコスパがいいモデルです。
ドスパラ ガレリア ZA7C-R38
30万円台で買える最新CPUを搭載したハイスペックゲーミングPC!
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13700KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3080 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 750W |
OS | Windows |
- 16コア24スレッドのCPUを搭載
- 200fpsを安定して狙える性能
- 140mmの冷却ファンを搭載
- デスク上にゲーミングPCを置きたい人
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30万円以上で買える「ZA7C-R38」は、ドスパラのゲーミングブランド「ガレリア」のハイエンドなゲーミングPCです。
第12世代よりも更にコア数が増えて16コア24スレッドになった「Core i7-13700KF」とハイエンドグラボ「RTX 3080」を搭載。
重いゲームのサイバーパンク2077でも、フルHDなら100fps以上の高フレームレートでなめらかな映像でプレイが可能です。
CPUとグラボの性能が非常に高いので、メモリを16GBから32GBにカスタマイズすれば配信もより快適になります。
FPSゲームを200fps以上でプレイしたい方、RPGを高精細な4Kで楽しみたいという方はチェックしてみてください。
ドスパラ ガレリア UA9C-R49
ガレリアトップクラスの性能があるゲーミングPC
おすすめ度:5
タイプ | フルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-13900KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4090 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | 2TB |
電源 | 1000W |
OS | Windows |
- 240fps張り付きを狙える
- 大容量のストレージ・メモリ
- 4Kモニターでのゲームプレイが可能
- VRもサクサクできる
- 用途がゲームのみの人
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「UA9C-R49」は、最新CPUの「Core i9-13900KF」にグラフィックメモリが24GBもある「RTX 4090」を搭載した超高性能モデルです。
メモリは最新のDDR5を32GB、ストレージには1TBのSSDと2TBのHDDを標準搭載しています。
50万円を超えるモデルになってくると、ゲームを快適にプレイできるのは当たり前のパーツ構成です。
ストリーマーやVTuberになりたい方、クリエイターの方など、ゲーム以外の目的がある場合に選ぶべきモデルになります。
負荷の高い作業に使うなら、電源を高品質なSeaSonic製にカスタマイズするのもおすすめです。
サイコム G-Master Hydro Z790 Mini Ⅱ/D4
W水冷システムで動作ド安定なゲーミングPC
おすすめ度:4.5
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13700K |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3070(水冷) |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 750W |
OS | Windows |
- 長時間安定した動作でプレイ可能
- 小型で省スペース
- コンパクトながら高性能
- 幅広いカスタマイズに対応
- LEDライティングが苦手な人
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マザーボードにMicro ATXを採用しているため、奥行きが約399mmとコンパクトなハイスペックモデル。
グラボは「RTX 3070」と30万円の価格帯ではやや控えめですが、サイコムのゲーミングPCはカスタマイズ性の高さが売りです。
本モデルのグラボは変更できないものの、CPUはCore i5-12400Fから選択でき、マザーボードもGIGABYTEとASUSの2種類を選べます。
一部のメモリを除き、パーツメーカーが記載されているため、素性がはっきり分かるのもポイントです。
サイコムは高品質なパーツが揃っているので、増設や自作に興味がある方はチェックしてみてください。
予算30万円以上のゲーミングPCおすすめ|ゲーミングノートPC
ドスパラ ガレリア ZL7C-R38H
出張・帰省の時でも快適なゲーミングノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12700H |
GPU | Nvidia RTX 3080 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズとHz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅358×奥行き247×高さ20.0mm |
重量 | 約2.15kg |
OS | Windows |
- トップクラスの性能を誇るゲーミングノートPC
- 高リフレッシュレートに対応
- 薄型軽量で持ち運びも可能
- マルチディスプレイが環境構築できる
- 特になし
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第12世代「Core i7-12700H」を搭載したハイエンドゲーミングノートPC。
GPUにはハイエンドの「RTX 3080」が組み込まれており、ディスプレイは165Hzの高リフレッシュレートを採用。
解像度はフルHDより縦幅の広い16:10のWUXGAのため、一度に閲覧できる情報量が増えて、クリエイティブな作業にも向いています。
WUXGAはゲームによって未対応の場合もあるため、ゲーミングモニターと組み合わせてマルチディスプレイ環境を構築するのもおすすめです。
GIGABYTE AORUS 17 YE5-A4JP544SP
大画面かつ高リフレッシュレートなゲーミングノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-12900H |
GPU | Nvidia RTX 3080 Ti |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズとHz | 17.3インチ/360Hz |
本体サイズ | 幅398×奥行き254×高さ24mm |
重量 | 約2.7kg |
OS | Windows |
- フルHD・360Hzの超高速ディスプレイ
- 3mmの極狭ベゼル
- 大画面で迫力ある映像を楽しめる
- DDR5メモリを32GB搭載
- 持ち運びやすい小型モデルがほしい人
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「AORUS 17」は360Hzの超高速ディスプレイを備えた40万円台のゲーミングノートPC。
「Core i9-12900H」と「RTX 3080 Ti」、更にDDR5のメモリを32GBも搭載したハイエンドモデルです。
17インチの大型ディスプレイはベゼルが3mmと非常に狭いので、ゲームや動画への没入感を高めてくれます。
高速なGen4のSSDが1TB標準搭載されているのもポイント。M.2スロットがもう1つ空いているので、カスタマイズでサブストレージを追加することも可能です。
ノートPCはデスクトップと比べて増設が難しいので、動画編集などゲーム以外にも使うならSSDの追加をおすすめします。
Razer Blade 17 RZ09-0423NJD3-R3J1
大画面&高リフレッシュレートなゲーミングノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12800H |
GPU | Nvidia RTX 3070 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズとHz | 17.3インチ/240Hz |
本体サイズ | 幅395×奥行き260×高さ19.9mm |
重量 | 約2.75kg |
OS | Windows |
- デバイスを揃えれば統一感あるデスク周りを演出可能
- ハイエンドCPU・GPUを搭載
- シンプルなデザインを採用
- 240Hz対応
- コスパを重視する人
+特徴を見る
Razerが販売しているゲーミングノートPCのハイスペックモデルです。
GPUには「RTX 3070 Ti」を搭載し、重量級ゲームのサイバーパンク2077でもフルHD、ウルトラ設定、DLSSをオンにした状態で50~65fps程度出ます。
17.3インチと大きめのディスプレイながらベゼルは6mmと薄く、ゲームへの没入感を妨げません。
ゲーミングノートPCは室内でも持ち運ぶことが多いので、筐体に耐久性が高いアルミニウムを採用しているのもポイントです。
ゲーミングデバイスをRazerで統一している方はチェックしてみてください。
予算30万円以上のゲーミングPCの比較表
デスクトップパソコン
モデル | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | ドスパラ | パソコン工房 | 日本HP | ドスパラ | サイコム |
タイプ | デスクトップ | デスクトップ | デスクトップ | デスクトップ | デスクトップ |
価格 | 319,980円(税込) | 469,800円(税込) | 409,800円(税込) | 639,980円(税込) | 332,930円(税込) |
CPU | Core i7-13700KF | Core i9-13900KF | Core i9-12900K | Core i9-13900K | Core i7-13700K |
GPU | RTX 3080 | RTX 4080 | RTX 3090 | RTX 4090 | RTX 3070 |
メモリ容量 | 16GB | 32GB | 32GB | 32GB | 16GB |
ストレージ容量(SSD / HDD) | 1TB | 1TB | 2TB | 1TB / 2TB | 500GB |
公式ページ | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る |
ノートパソコン
モデル | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | ドスパラ | GIGABYTE | Razer |
タイプ | ノートパソコン | ノートパソコン | ノートパソコン |
価格 | 309,980円(税込) | 440,000円(税込) | 449,799円(税込) |
CPU | Core i7-12700H | Core i9-12900H | Core i7-12800H |
GPU | RTX 3080 | RTX 3080 | RTX 3070 Ti |
メモリ容量 | 32GB | 32GB | 16GB |
ストレージ容量(SSD / HDD) | 1TB | 1TB | 1TB |
公式ページ | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る |
自作PCの場合は予算30万円だとどんな構成になる?
自作PCに30万円から50万円台まで予算を出せるのであれば、妥協のない構成で作れます。
マルチスレッド性能が非常に高い「Core i9-13900K(F)」と、ハイエンドグラボの「RTX 4090」を組み合わせれば、本格的なゲーム配信も可能です。
パーツ | パーツ名 | 価格 |
---|---|---|
CPU | Core i9-13900K | 83,800円 |
CPUクーラー | NZXT KRAKEN Z73 ホワイト | 44,596円 |
マザーボード | MSI MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4 | 47,136円 |
グラボ | RTX 4090 | 292,222円 |
メモリ | CORSAIR VENGEANCE RGB PRO 32GB | 18,969円 |
SSD | WD Black SN770 2TB | 29,800円 |
HDD | Seagate FireCuda ST4000DXA05 4TB | 22,480円 |
電源 | Corsair HX1200 | 40,429円 |
PCケース | Fractal Design Pop XL Air | 19,515円 |
– – – | – – – | 598,947円 |
動画編集ではストレージの容量を多く使いますが、高速なSSDを2TB以上導入できれば、容量を逼迫させずに作業ができます。
保存用のストレージにもSSDを採用すれば、データのバックアップや移動もはやく終わるので利便性が高いです。
30万円以上の予算で組めるなら、クリエイティブな作業も快適にこなせる自作PCが作れます。
予算30万円以上のゲーミングPCまとめ
30万円以上のハイエンドなゲーミングPCは、簡単に手が出せるモデルではありません。
最上位のグラボを使っても、高性能なゲーミングモニターや周辺機器を揃えなければ性能を活かせず、スペックを自慢するだけになってしまいます。
ハイエンドなゲーミングPCを買うときは、目的を明確にしてから選ぶのがおすすめです。
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